くまぞう雑記帳

伊福部昭、芥川也寸志、黛敏郎・・・クラシック系日本人作曲家の音楽を愛好しております。

吉田秋生「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」 

〔2008.05.08〕
コミックス単行本が出てから1年以上経ってやっと読みました。

幸、佳乃、千佳の3姉妹のお話。父の借金と女関係が原因で両親が離婚、母も再婚して家を出た。今は3人だけで鎌倉にある亡き祖母の古い家に住んでいる。ある日父が死んだとの知らせを受け、再婚相手と住んでいたという山形へ。義理の妹すずとの出会い、葬儀をめぐるさまざまな人間模様・・・これが第1話の「蝉時雨のやむ頃」。第2話「佐助の狐」は佳乃(22歳)と高校生の彼(「ラヴァーズ・キス」の主人公の一人藤井朋章くん)との別れ。3姉妹と一緒に住むことになったすずの少年サッカークラブでの活躍、そして足を切断することになったチームメイト・・・「二階堂の鬼」。以上3篇の連作短編集であります。

ええなあ。泣けてくるなあ。どう泣けるかは商品リンクを貼ったアマゾンのレビューを参考にしてもらうとして(手抜き)・・・泣かせる技もすばらしいが笑わせるテクニックもすごい。「河よりも長くゆるやかに」から「ハナコ日記」、「ラヴァーズ・キス」そしてこの作品と笑いのテクをどんどん進化させているように思います。上2人の姉が口げんかしてる横でチカがTV見ながら大笑い、すずがオロオロの場面とか肉屋のジーコとロナウジーニョそっくりさん夫婦(「河よりも長くゆるやかに」にはスタン・ハンセン似のたこ焼屋のオヤジ、というのが出てくる。時代の流れを感じるなあ)等々、数え上げればきりがない・・・

ところでチカのあの爆発した髪型はなでしこジャパンの荒川恵理子そのものですよね。

姉妹の父親の再婚相手が「河よりも・・・」のトシの父の再婚相手そっくり。「吉祥天女」のブタジマもこのタイプか。吉田さんこういう女嫌いなんでしょうね。

続きが早く読みたい!

(以前ブログの設定をいじっていて「マンガ」カテゴリーの記事を誤って削除してしまいましたが、復活してみます)
[ 2008/05/08 21:52 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

いずみシンフォニエッタ大阪第19回定期で伊福部昭の「土俗的三連画」 

〔2008.05.03〕
いずみシンフォニエッタ大阪第19回定期演奏会「室内オーケストラの可能性・・・2つの室内交響曲」

2008年7月3日(木)19:00〜 大阪・いずみホール
演奏:いずみシンフォニエッタ大阪
指揮:飯森範親

アダムス:室内交響曲
ヒンデミット:木管、ハープと管弦楽のための協奏曲
  安藤史子(フルート)
  大島弥州夫(オーボエ)
  高橋知己(クラリネット)
  東口泰之(ファゴット)
  内田奈織(ハープ)
伊福部 昭:土俗的三連画
西村 朗:室内交響曲 第2番〈コンチェルタンテ〉

3月の第2回伊福部昭音楽祭に行けなくて「土俗的三連画」聞き逃したからなあ・・・これはぜひ聞きに行かなければ。いずみシンフォニエッタ大阪は伊福部が亡くなった2006年に追悼演奏として土俗的三連画から第1曲”同郷の女達”だけやってるんですね(これも行きたかったけど聞けなかった)。それからわずか2年で再び演奏してくれるとはありがたい! 1回演奏してメンバーの皆さん気にいったのかな?

ほかの曲も面白そう。アダムスは一度聞いてみたかった曲。それにいずみシンフォニエッタ音楽監督の西村朗は「現代音楽の人や〜」という先入観で敬遠していたんですが、最近面白さがわかってきた作曲家。東京でも第24回<東京の夏>音楽祭2008参加公演のいずみシンフォニエッタ大阪第2回東京公演(7月4日紀尾井ホール)で同一プログラムが演奏されますよ。

「手討」「鯨神」@シネ・ヌーヴォ「追悼 田中徳三監督」 

〔2008.04.27〕
先日紹介した シネ・ヌーヴォ「追悼 田中徳三監督」 のうち「手討」と「鯨神」だけ見ることができました。書くのが遅くなりましたが感想を手短に。

手討」(1963)。岡本綺堂の番町皿屋敷(怪談の要素を取り除いた戯曲)が原作。旗本奴と対立するのが原作の幡隨院長兵衞ではなく、加賀前田百万石はじめ有力外様大名になっている。大名の娘と政略結婚させられそうになる白柄組の旗本青山播磨(市川雷蔵)。将来を誓い合った腰元のお菊(藤由紀子)は不安と嫉妬から家宝の皿を思わず割る。粗相ならと許す播磨だが、愛を疑われ故意に割ったと知った播磨はお菊を手討にし、自らも・・・

藤由紀子をスクリーンでは初めて見ました。わりあいバタ臭い顔だけど着物が似合う。美しいなあ〜。田宮二郎と結婚して女優を引退した人ですね。市川雷蔵と並ぶとホント美男美女。播磨に問い詰められたお菊の泣き顔とうなじの線、前田島津伊達の三大名が斜めに並んだカット、ラストの桜など、美しいシーンをいっぱい見られて(悲しい結末だけど)幸せでした。

鯨神」(1962)。こんなに脂ぎった映画を見たのは初めてです。冒頭から伊福部昭の合唱を伴う重厚な音楽が鳴り響き、怪獣映画モード?? 登場人物たちに共感できるところが少ないというか、感情移入できなかったので十分楽しめたわけではないのですが、汗臭さやバイタリティーには圧倒されました。

やっぱり映画はスクリーンで見ないとダメだなあ〜、と当たり前のことを強く感じました。あ〜田中徳三特集もっと見たかったなあ・・・
[ 2008/04/27 08:20 ] 映画、映画音楽 | TB(0) | CM(0)

奏楽堂の響き2 

〔2008.04.18〕
吹奏楽による「奏楽堂の響き2」というコンサートのお知らせ。

2008年4月27日18時15分開演、旧東京音楽学校奏楽堂
福田滋指揮、リベラ・ウィンド・シンフォニー

参考→吹奏楽マガジン

曲目:
第1部《新しい音楽を目指した先達》
  團 伊玖磨:オープニング・ファンファーレ(神奈川芸術祭)
  芥川也寸志:祝典組曲no.3行進曲(Marcia in do) 【舞台初演】
  松平頼則:日本舞曲第2
  平尾貴四男:諧謔曲「南風」
  須賀田礒太郎:フーガによる舞踏曲
  早坂文雄:映画音楽「海軍爆撃隊」より 【初演/平原伸也 編】
  伊福部昭:Marche Triomphale(マルシュ・トゥリヨンファル)【初演/今井聡 編】
  黛 敏郎:NTVスポーツ・ニュース・テーマ音楽【新編曲初演/松木敏晃 編】
  黛 敏郎:シロフォン小協奏曲〈ソロ 片岡寛晶〉
  松村禎三:交響曲第一番第3楽章【編曲初演】

第2部《新しい響きを目指して》
  北爪道夫:森のファンファーレ
  湯浅譲二:芸術劇場「火星年代記」より【舞台初演】
  白石茂浩:フルートと吹奏楽のための「夕鶴幻想(つうの回想)」
〈ソロ 江尻和華子〉【初演/福田滋 編】
 伊福部昭:SF交響ファンタジー第2番【福田滋 編曲初演】
 木山 光:Black Symphony【委嘱初演】

すごいプログラムだ・・・東京方面の方はぜひ私の代わりに(>_<)

大栗裕「赤い陣羽織」ほか@いずみホール 

〔2008.04.16〕
「大栗 裕の世界」(2008年4月15日、大阪・いずみホール)

曲目:弦楽器のための二章(大栗裕)
    オーボエとオーケストラのためのバラード(大栗裕)
    歌劇「赤い陣羽織」全3幕(大栗裕)

指揮:円光寺雅彦 大阪フィルハーモニー交響楽団
オーボエ独奏:浅川和宏
オペラ演出:井原広樹

参考→当ブログ4月15日は大栗裕三昧ヽ(^o^)丿 オペラ「赤い陣羽織」と管弦楽曲2曲!いずみホールの大阪フィル演奏会 、白石知雄さんの日記から大栗裕「弦楽のための二章」、「オーボエとオーケストラのためのバラード」、「赤い陣羽織」

一曲目「弦楽のための二章」。8型の弦楽合奏。第1楽章、大栗の作品としては少しだけ現代音楽方向に足を踏み入れた感じ。とにかくいろいろなテクニックを要求される、なかなか緊張感に満ちた曲です。第2楽章は「いつもの大栗」。チェロとコントラバスがピチカートで「大阪のわらべうたによる狂詩曲」に出てくるわらべうたによく似た動機を奏で、そこに高音域のヴァイオリンのピチカートが絡んできます。途中「神話」みたいなところもあり、管楽器抜きでも十分に大栗していました。

2曲目はベルリン・フィルのオーボエ奏者ローター・コッホが朝比奈隆を通じて作曲を委嘱した「オーボエとオーケストラのためのバラード」、これが日本初演ということです。曲名にオーケストラとありますが実際は弦楽オーケストラです。旋律などに日本的な要素は大栗作品としては少なめですが、独特のリズム処理が個性を主張していました。独奏者の名人芸がすばらしかった。

こういった弦楽オーケストラのための優れた曲が2曲も埋もれてたんですね〜。

歌劇「赤い陣羽織」。ステージ上の手前のほうにピアノを含む一管編成のオケが陣取り、後方にしつらえたヒナ壇がオペラの舞台。いきなり出てきた孫太郎(おやじとおかかが飼っている馬)が・・・馬には見えん(^_^;) 8段の巨大な脚立(高さ2m40cmくらい)が中央にでーんと居座っていて何だと思いましたが、お代官様が家に来ておやじが階上に隠れるシーンでおやじが脚立の最上部に上る演出でした。管弦楽は控えめに劇の進行をサポートし、ときおり歌とオケの音量バランスや歌手の発声の加減でセリフが聞き取りにくい場面が少しありましたが、この程度なら予備知識のない人がいきなり鑑賞しても意味がわからんということはありません。余計なアリアがないのもオペラ苦手な私のような者にとっては敷居が低くて良いです。

第3幕の代官の屋敷の場面では、前にこのブログでも書いた巨大な赤い「門」、武智鉄二の原演出で使われるアレが(ふだん関西歌劇団の備品倉庫に保管されているのでしょうね)・・・音楽のほうは門番の不気味な音楽などでちょっと自己主張し始めます。CDで聞くときの笑いのポイント、腰元の「は〜い〜」にはやっぱり笑わされた! 
[ 2008/04/16 23:19 ] 大栗裕 | TB(0) | CM(0)

飲み会で高島彩が・・・ 

〔2008.04.10〕
フジテレビの女子アナと飲み会をする夢を見た。

高島彩がずっと隣に座っていた。中野美奈子が酌をしに来た。うれしかった。滝川クリステルが欠席だったのは残念だった。

高島は最近きれいになったなあと思っていたが、そうかおれに恋しちゃったのか。

やっぱり朝はめざましテレビだ。

嫁が起きてくると朝ズバッ!にチャンネルを変えてしまう。何で朝から暑苦しいみのの顔を見なければいけないのか(めざましにも軽部がいるが)。
[ 2008/04/10 06:53 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

シネ・ヌーヴォ「追悼 田中徳三監督」 

〔2008.04.04〕
昨年暮れに亡くなった映画監督・田中徳三の特集上映「追悼 田中徳三監督」が4月5日から大阪・九条のシネ・ヌーヴォで始まります(25日まで)。上映作品は次の通り

疵千両
濡れ髪牡丹 
鯉名の銀平
悪名 
続・悪名
鯨神
手討
座頭市兇状旅
宿無し犬 
続・兵隊やくざ
大殺陣雄呂血 
陸軍中野学校竜三号指令
ひき裂かれた盛装
眠狂四郎女地獄 
秘録怪猫伝  

「鯨神」だけはなんとか見に行きたいな〜
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