くまぞう雑記帳

伊福部昭、芥川也寸志、黛敏郎・・・クラシック系日本人作曲家の音楽を愛好しております。

ピツェッティ「Concerto del L'Estate」:地中海性気候の「田園交響曲」 

〔2007.05.03〕
レスピーギ、マリピエロ、カゼッラらと並ぶ20世紀のイタリアの代表的な作曲家のひとり、イルデブランド・ピツェッティ(1880〜1968)のオーケストラ曲を初めて聞きました。皇紀2600年奉祝曲のひとつとして1940年に日本で初演された「交響曲イ調」の作曲者である、ということ以外はあまり話題に上ることもないピツェッティですが、当ブログでしばしば紹介している日本の作曲家、菅原明朗(→カテゴリ「菅原明朗」参照)が心酔した作曲家だということなので一度聞いてみたかったのです。

こちらのCDです→Pizzetti: La Pisanella Suite/ Concerto del L'Estate/ Respighi: Three Botticelli Pictures/ Rota: Concerto per Archi


収録曲のうちピツェッティの曲はスイス・ロマンド管の演奏。Concerto de l'estateは、ライナーノート(英語)によるとsummer concerto、夏のコンチェルトと訳せばいいのでしょうか。作曲者はこの曲を「私の『田園交響曲』である」(Pizzetti called this his‘pastoral synphony’)と語っていたらしいです。

曲は3楽章からなり、第1楽章がmattutino(朝)、第2楽章 notturno(夜)、第3楽章gagliarda e finale(ガリヤールとフィナーレ)。第1楽章、これが真夏のイタリアの朝ですか。田園交響曲といってもベートーベンやヴォーン・ウィリアムスとはずいぶん違います。カッと照りつける太陽、でも湿気は少なく過ごしやすい、いかにも地中海性気候の夏という音楽です。レスピーギの管弦楽曲と似た雰囲気があります。第3楽章の舞曲の盛り上がりと静謐なフィナーレの対比も面白かったです。La Pisanella Suiteという曲は劇伴音楽だそうで、ややフランス音楽、ラヴェルっぽい感じです。

ピツェッティはアマゾン、タワー等で調べると輸入盤はけっこうありますが、国内盤は皆無に等しいですね。なかなか面白い曲を書くと思いましたが・・・

[ 2007/05/03 00:38 ] クラシック音楽 | TB(0) | CM(0)

明石フィルハーモニー管弦楽団、略して○○フィル?? 

〔2007.01.28〕
 兵庫県明石市に「明石フィルハーモニー管弦楽団」という新しいアマチュアオーケストラが発足しました。3月18日には初めての定期演奏会が開かれるそうです。

 さて、突然ですがここでクイズです。

 「明石フィルハーモニー管弦楽団の略称はなんでしょう?」

 お分かりになるでしょうか。

 普通なら「明石フィル」ですよね。「明フィル」(めいフィル)もありかもしれません。

 でも、これではクイズになりません。

 ヒント:NHK交響楽団は「N響」。

 では・・・「明響」(めいきょう)でしょうか?

 うーん、明石・・・明石海峡・・・・・・わかった! 「明石海響」(あかしかいきょう)だ!

 いいえ、違います。「管弦楽団」には「響」の字は含まれていません。「笑点」なら座布団1枚もらえるかもしれませんが(没収か?)。

 そろそろ正解をお教えしましょう。
[ 2007/01/28 16:02 ] クラシック音楽 | TB(0) | CM(0)

1月14日N響アワー:のだめのジャンプする指揮者片平のモデルはやはり広上淳一!? 

〔2007.01.14〕
 今日(2007年1月14日)のNHK教育テレビ「N響アワー」で、広上淳一指揮によるグリーグ「ペール・ギュント」第2組曲の放送がありました。積極的に伊福部昭の作品を振る広上のCD演奏は伊福部ファンの私にとって馴染み深いものですが、その指揮ぶりは実演も映像も未見だったので興味深く番組を見ました。感想は・・・やっぱりだ!! 

 「のだめカンタービレ」の片平元にそっくり
です。

 のだめとともにフランスへ行った千秋真一が出場した指揮者コンクールで、大きくジャンプする大胆な指揮を見せた片平。この絵、写真で見る広上淳一に良く似てるなあ、特に頭髪の具合が(;^_^ A)などと 常々感じていました。今回のペール・ギュントでの広上は、ジャンプこそなかったけれど「アラビアの踊り」で見せた楽しそうに踊りながらの指揮姿を見て「たまには片平みたいに本当にジャンプすることがあるのかも」と感じましたね(追記:ネットを検索していると広上氏が指揮中にジャンプするところを見た、という人もいるようです)。

 片平のモデルについてはネット上でもさまざまな憶測があるようですが、私は「広上淳一に一票」です。のだめファンの皆様、広上指揮による伊福部昭作品をぜひ一度聞いてみてください(→キーワード「広上淳一 伊福部昭」でAmazon検索する)。

 参考URL:片平=広上説を唱える人たち→k-tanakaの映画的箱庭tricky_tricky〜ヘッポコ役者のカンセイを磨く旅〜

(1月16日追記)肝心なものを忘れていました→→広上淳一‐Googleイメージ検索

(4月8日追記:「片平 ジャンプ」などの検索キーワードで訪問する人がけっこう多いので、舌足らずだった点を補足します)この記事で取り上げたN響アワーの映像は1998年に収録したものです。放送を見なかった人は現在Googleイメージで検索して出てくる広上氏の画像よりも10歳弱若い男性の頭髪の具合を想像してください。 
[ 2007/01/14 23:19 ] クラシック音楽 | TB(0) | CM(0)

演奏中にごほげほがほげほ 

〔2007.01.13〕
3月4日の伊福部昭音楽祭を見に行くに当たって、ひとつ心配なことが。

「花粉」

演奏中にくしゃみを連発したくないですからね。

協和発酵のサイト「花粉症*ナビ - 2007年日本全国花粉飛散予測」によると、今年の花粉飛散量は過去10年平均や昨年と比べて少なめだとか。まあ安心はできませんがね。対策はきっちりしないと。

ところで・・・

昨年11月30日の関西フィル定期演奏会では斜め後ろのオヤジのセキに閉口しました。演奏開始前、やたら大声で連れと話をしている70歳前後の男性がときどき咳き込んでいたのでイヤな予感がありました。一曲目、楽しみにしていた大澤壽人「小交響曲」が始まった途端「げほごほがほげほ・・・」ってあんたは筒井康隆の小説の登場人物かい! (参考→筒井康隆 ごほげほ

ザ・シンフォニーホールやいずみホールのクラシックコンサートで必ず見かける、某高級ブランドの高価そうなかばんを持った七・三分けの紳士。一度この人の隣に座ったことがありますが、演奏中にブツブツひとりごとをつぶやいていました。まいりました。

セキ、といえばエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルのライブ録音盤ですね(→アマゾンでムラヴィンスキーを検索する)。楽章の間、演奏中もお構いなしにごほげほがほげほ・・・日本のコンサートの比ではありません。演奏も咳き込みも規格外のすごさです。
[ 2007/01/13 00:22 ] クラシック音楽 | TB(0) | CM(0)

N響の倍稼げ!フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団 

〔2006.11.18〕
(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)

くまぞうJr.(当ブログ生息中のブログペット):では前回エントリー伊福部昭「二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ」(箏・野坂惠子)の続き・・・じゃないんですかくまぞうさん?

くまぞう(当ブログ管理人):ああ、今回はこの間日経の夕刊で見てちょっと気になっていた「フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団」についてなんだが・・・

くまぞうJr.:それぼくも知ってる。日経ネット関西版に載ってたこの記事のことだよね?

くまぞう:そうだ。すぐリンク切れになるかもしれないからコピー&ペーストしておこう。

 新楽団は株式会社──指揮・演奏、著名人使わず年250公演で収益確保(11月4日)
 日本では珍しい株式会社組織のオーケストラが今月、大阪で旗揚げ公演を行う。音楽愛好家の経営コンサルタントが出資して設立した楽団で、著名な指揮者や演奏者を使わずコストを抑える一方、地方公演も多く開催し収入を確保する。主に公益法人の既存オーケストラの多くが低収益に悩む中、営利を目的とする株式会社として安定した運営をめざす。

 新楽団はフォンタナ・フィルハーモニー交響楽団(大阪市、中村祐一社長)で、15日に事業説明会も兼ねた無料のお披露目コンサートを大阪市内で開く。すでに8月に資本金1000万円で設立済み。

 出資者で社長の中村氏の本業は経営コンサルタント。当面、団員としてフリーランスの演奏家を起用。指揮者は公演ごとに団員が選ぶほか協奏曲などのソリストも団員が務め出演料を抑える。2009年3月期に室内楽や合唱、ソロなど小規模なものまで含め年間250公演を行い、売上高25億円、経常利益1億円をめざすとしている。

 ただ専門家からは「練習日数などを考慮すると年250公演しながら、音楽の水準を保つのは難しいのではないか」(音楽評論家の小石忠男氏)との指摘もある。

くまぞうJr.:15日にはお披露目コンサートがあったそうで、行ってきた人のブログもいくつかあります(→→フェリーチェ的幸福な生活さん、NPO法人を作ろう!さんなど)。「思ったよりもうまい」らしいよ。フォンタナの公式サイトの他に社長の中村さんの経営するコンサルタント会社中村さんの個人HPも見つけたよ。すごく意欲的ですばらしいことだと思うけど、何か問題でも? 
[ 2006/11/18 02:54 ] クラシック音楽 | TB(3) | CM(0)

しまった見逃したぞ…吹田市交響楽団の「交響管絃楽のための音楽」 

〔2006.09.08〕
 全然知らんかった。こんなコンサートがありました・・・・・・

 吹田市交響楽団サマーコンサート(2006年8月20日 大阪府吹田市・メイシアター)

 モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲
 「魔笛」よりパパゲーノのアリア「おいらは鳥刺し」
 夜の女王のアリア「我 が心は怒りに燃え」
 パパゲーナとパパゲーノの2重唱
 芥川也寸志 交響管絃楽のための音楽 他

 大阪でも芥川也寸志の「交響管絃楽のための音楽」が聞けたんだ。うーん惜しいことをした。しかし前もって知っていたとしてもその日は用事があったので聞きには行けなかったのですが。

 アマオケ大好き、クラシック音楽大好きというブログにこのコンサートの様子が紹介されています。なかなか楽しそうな演奏会だったようです。
[ 2006/09/08 22:50 ] クラシック音楽 | TB(0) | CM(0)
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