茨城県土浦市の金川容疑者による8人殺傷事件で、ゲームのやり過ぎによる所謂「ゲーム脳」が犯行の原因だといわんばかりのマスコミの異常報道が続いています。『「ゲーム脳」脳』というやつですかねえ。ホントいい加減にしてもらいたいです。
参考→
Interdisciplinary:想像して欲しいのは、
Interdisciplinary:その情報は必要か、
事象の地平線:偏向報道の典型Interdisciplinary:ロークオリティで指摘されている週刊文春4月3日号の記事は、見出しが
土浦8人連続無差別殺傷
アキバ系ゲーマー(24歳)「逃亡100時間」全情報
第一の殺人の前に「母校襲撃」標的にされた小学生
▼丸坊主背広姿の八つ墓村
▼「黒い疾風」に翻弄された170人大捜査陣
▼4人兄弟の長男・父は厳格な外務省職員
▼狂気を育んだ「引きこもり妄想部屋」
▼秋葉原に潜伏、ゲーム大会準優勝
▼卒業文集に坂本龍馬の意味深な言葉
▼好きなゲームは「デッドオアアライブ」「ストリートファイター」
こんな具合です。新聞記事、ニュースサイトではかなりあからさまにゲーム叩きの論調のものがあるわけですが、この文春の文章は煽るような見出しのわりに内容は各事象を並列的に並べているだけ、という印象。ゲーム脳派の有識者コメントもないし、「別にゲームのせいだとも、引きこもりが悪いとも言ってないもんね」「人物像を取材して書いただけ」と後日言抜けできるような書き方。でもこれを読んだオジサンは家や職場の朝礼や一杯飲み屋でゲームの悪影響を得々と語りたくなるわけか。決め付け記事よりもある意味不快ですね。
仮にゲーム脳説が精神医学、心理学の世界でお墨付きを得てまともな学説だと認められたら・・・と考えてみました。恐らくマスコミは困るはずです。大好きな「ゲーマーによる凶悪犯罪」を下手に書けなくなりますから。もし本当にゲームをやりすぎると仮想と現実の区別がつかなくなる(そんなアホな)としたら、責任能力ないでしょう? これはもうひどい心神喪失状態ですから無罪確実、実名報道もできなくなります。面白おかしく話題にすると「日本ゲーム脳学会」や「ゲーム脳患者と家族の会」(@_@;)から人権問題だとクレームがつきます。今みたいないじり放題の報道はできなくなる。マスコミさん商売上がったりです。
容疑者がゲームを10本(注:今回の報道の初期に金川容疑者が持っていたとされたゲームソフトの本数。少なっ。その後「大量のゲーム」とこっそり訂正されていました)以上所持していると分かった時点でもう報道できなくなっちゃいます。これでは事件報道が事実上不可能じゃないですか? ゲームソフトが9本しかなくてもパソコンを調べたら怪しいゲームを大量にダウンロードしているかもしれないし、話題にするのに慎重にならざるを得ない。
結論:ゲーム脳説がまともな学説として認知されたらゲーム悪者説、ゲーマーバッシングはなくなる\(^o^)/
(いわずもがなの追記:私はゲームはたまにRPG、シミュレーションで遊ぶ程度。どんくさいからアクションはやらない、「バイオハザード」なんかは「あんな気持ちの悪いゲームをやるやつの気が知れない」です。その点では私もゲーム脳論者と気が合う?かも。)