くまぞう雑記帳

伊福部昭、芥川也寸志、黛敏郎・・・クラシック系日本人作曲家の音楽を愛好しております。

関西フィル定期:注目の大澤壽人「小交響曲」と左手のピアニスト舘野泉 

〔2006.11.27〕
(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)

くまぞう(当ブログ管理人):実は今月30日に関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行くんだ。Jr.くん、当日はしっかり留守番を頼みます。

くまぞうJr.(当ブログに生息するブログペット):あっ自分だけずるい(-_-#)これっすか。

くまぞう:そう、なかなか面白いプログラムだろ?

 関西フィルハーモニー管弦楽団 第189回定期演奏会
(2006年11月30日、大阪・ザ・シンフォニーホール)
 指揮:飯守 泰次郎
 曲目:大澤壽人:小交響曲 ニ長調
    ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(ピアノ独奏・舘野 泉)
    リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35

くまぞうJr.:日本人作曲家が好きなくまぞうさんとしては、大澤壽人の小交響曲が一番の目当てなんですね。おおざわ・ひさと、と読むんですか。どんな音楽なのかなあ。

くまぞう:大澤についてはオーケストラ・ニッポニカのHPに詳しく乗っているよ(→こちら)。1907年神戸に生まれる。関西学院中等部在学中からグリークラブ、管絃学部の指揮者等で活躍。1930年にアメリカ留学、ボストン大学等で学んだ。このころ米国亡命中のシェーンベルクにも教えを受けている。32年、25歳のときに日本人として初めてボストン交響楽団を指揮、今回のプログラムにある「小交響曲」を初演した。その後渡仏、音楽教育家として有名なナディア・ブーランジェに師事。35年には交響曲第2番、ピアノ協奏曲第2番などをパリで初演・・・

くまぞうJr.:あまり知られてないけど、すごい人だったんだ。でもニッポニカのページを読むとフランスからの帰国後は必ずしも順風満帆とはいかなかったようですね。帰朝コンサートが日本の聴衆の理解を得られなかったとか。「彼はあらゆる面で進みすぎていた」って書いてあるよ。
[ 2006/11/27 01:06 ] 大澤壽人 | TB(0) | CM(0)

伊福部昭「二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ」(箏・野坂惠子)のつづき 

〔2006.11.25〕
(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)

くまぞうJr.(当ブログに生息するブログペット):今日こそは11月12日のエントリー伊福部昭「二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ」(箏・野坂惠子)のつづきをお願いします。

くまぞう(当ブログ管理人):わかったよ! では曲名について。「エグログ」というのはあまり聞き慣れないと思うが、「田園的対話」といったような意味があるらしい。CD「伊福部昭の芸術6 交響的エグログ」(本名徹次指揮、日本フィルハーモニー交響楽団)に音楽評論家の片山杜秀が書いたライナーノートにはこうある。

「エグログとはフランス語。英語ならエグローグ。いずれにせよそれは元来、特定の詩形式を指す文学の用語であり、しばしば対話のかたちをとって綴られる牧歌とか田園詩のこと。つまりここでは箏と管絃楽が牧歌的なやりとりを行う意というくらいに考えればよいだろう」

くまぞうJr.:そのCD、ぼくも聞かせてもらいましたが、牧歌的というだけじゃないですよね。対話といっても仲良く語り合ってるだけじゃないような・・・

くまぞう:そう、一聴してのどかな会話だな、という曲相のところも多いが、オーケストラと独奏者の真剣勝負、丁々発止のやりとりという趣きの方がより強いかもしれないね。実演に接するとなおさらで、一昨年に聞いた大阪センチュリー交響楽団と野坂惠子の演奏でも、CDには収まりきらない激しさが伝わってきたよ。
[ 2006/11/25 05:40 ] 伊福部昭 | TB(0) | CM(0)

N響の倍稼げ!フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団 

〔2006.11.18〕
(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)

くまぞうJr.(当ブログ生息中のブログペット):では前回エントリー伊福部昭「二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ」(箏・野坂惠子)の続き・・・じゃないんですかくまぞうさん?

くまぞう(当ブログ管理人):ああ、今回はこの間日経の夕刊で見てちょっと気になっていた「フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団」についてなんだが・・・

くまぞうJr.:それぼくも知ってる。日経ネット関西版に載ってたこの記事のことだよね?

くまぞう:そうだ。すぐリンク切れになるかもしれないからコピー&ペーストしておこう。

 新楽団は株式会社──指揮・演奏、著名人使わず年250公演で収益確保(11月4日)
 日本では珍しい株式会社組織のオーケストラが今月、大阪で旗揚げ公演を行う。音楽愛好家の経営コンサルタントが出資して設立した楽団で、著名な指揮者や演奏者を使わずコストを抑える一方、地方公演も多く開催し収入を確保する。主に公益法人の既存オーケストラの多くが低収益に悩む中、営利を目的とする株式会社として安定した運営をめざす。

 新楽団はフォンタナ・フィルハーモニー交響楽団(大阪市、中村祐一社長)で、15日に事業説明会も兼ねた無料のお披露目コンサートを大阪市内で開く。すでに8月に資本金1000万円で設立済み。

 出資者で社長の中村氏の本業は経営コンサルタント。当面、団員としてフリーランスの演奏家を起用。指揮者は公演ごとに団員が選ぶほか協奏曲などのソリストも団員が務め出演料を抑える。2009年3月期に室内楽や合唱、ソロなど小規模なものまで含め年間250公演を行い、売上高25億円、経常利益1億円をめざすとしている。

 ただ専門家からは「練習日数などを考慮すると年250公演しながら、音楽の水準を保つのは難しいのではないか」(音楽評論家の小石忠男氏)との指摘もある。

くまぞうJr.:15日にはお披露目コンサートがあったそうで、行ってきた人のブログもいくつかあります(→→フェリーチェ的幸福な生活さん、NPO法人を作ろう!さんなど)。「思ったよりもうまい」らしいよ。フォンタナの公式サイトの他に社長の中村さんの経営するコンサルタント会社中村さんの個人HPも見つけたよ。すごく意欲的ですばらしいことだと思うけど、何か問題でも? 
[ 2006/11/18 02:54 ] クラシック音楽 | TB(3) | CM(0)

伊福部昭「二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ」(箏・野坂惠子) 

〔2006.11.12〕
(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)

くまぞう(当ブログ管理人):今日は伊福部昭音楽祭に出演する二十五絃筝の演奏家・野坂惠子についてだよ。

くまぞうJr.(当ブログに生息中のブログペット):2年前にコンサートに行ったんですよね?これのことかな。

大阪センチュリー交響楽団 いずみ定期演奏会(2004年11月4日、大阪・いずみホール)
指揮・小泉 和裕
曲目・モーツァルト:ドイツ舞曲より
   伊福部昭:二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ(独奏・野坂惠子)
   メシアン:キリストの昇天

曲名には「二十絃箏」とありますが・・・「二十五絃」じゃないの?

くまぞう:一般的な箏の絃の数は13本だけど、野坂さんはより表現力を増すために二十絃の箏を開発したんだ。伊福部がこの曲を作曲したときはまだ二十絃しかなかったが、その後さらに絃を増やして二十五絃が完成した。この演奏会でもそれを使ったのさ。野坂さんのサイトに二十五絃の開発秘話が載っているから読んでみたらいい。

くまぞうJr.:なるほど。で演奏はどうだったの。

くまぞう:恐ろしく高価そうな着物に身を包んだ野坂さんがステージに現れた瞬間、なんと言うかすごいオーラを感じて・・・それはオケのメンバーも同じだったと思う。実は最初のモーツァルトが、弦楽がよく響かずコンマスの音ばかり聞こえてくるバランスの悪い演奏で、こりゃ伊福部作品どうなるんだと思っていたんだが・・・。
[ 2006/11/12 23:50 ] 伊福部昭 | TB(1) | CM(0)
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