(2007年10月28日追記:ブログペットを削除したのでブログ管理人が誰と対話しているのか意味不明になりました。すみません)
くまぞうJr.(当ブログに生息するブログペット):きょうは前回の記事
関西フィル定期:注目の大澤壽人「小交響曲」と左手のピアニスト舘野泉で書いた
関西フィル第189回定期演奏会の感想ですね。大澤壽人の「小交響曲」どうでした?
くまぞう(当ブログ管理人)期待したとおり、なかなか面白い曲だったよ。まずはオケの編成だが、弦楽が第1バイオリン8人、第2バイオリン6人、ビオラ4人、チェロ3人、コントラバス2人、それとフルート、ホルンが各1人という・・・
くまぞうJr.:それってかなり変わった楽器構成ですよね。会場のお客さんも一体何が始まるんだ、って思ったんじゃないですか。
くまぞう:プログラムにも編成のことは何も書いてなかったからね。ただ私は知ってたんだ。前回の記事で紹介した今年3月の
オーケストラ・ニッポニカ公演のパンフに1936年に大阪で開かれた大澤の帰国記念演奏会のプログラムの写真が載っていて、小交響曲には「フリュートとホルンと絃楽の為の」と副題がついているんだ。
くまぞうJr.:そうだったんですか。ところで、くまぞうさんがコンサートにいっている間にネットでいろいろ調べたんだけど、今回の大澤作品は楽譜に問題があってオケの関係者、実際に演奏した楽団員の人はかなり苦労したようなんですよ。で演奏大丈夫だったのかなって心配してたんですけど。
くまぞう:えっ、そんなことがあったの? 詳しく教えてくれよ。
くまぞうJr.:関西フィルのライブラリアンをやっている人のブログ
My Libraryの11月26日から30日にかけての日記やコメント欄を見ると、いざ練習、という段になってもパート譜はあるけどスコアがない状態だったようで。楽譜の復元作業を担当した作曲家の方のCompass360というブログ(→
2006年11月22日「大澤壽人」、
11月27日「おわったー!」)や関西フィルのバイオリン奏者CHINAMIさんの
いいのか、これで?の記述も合わせてみると、「楽譜がちゃんとしてない」ということで練習もなかなかうまくいかず、演奏者やスタッフのストレスがかなり高まっていって・・・という感じですよ。
くまぞう:バイオリン奏者のブログにコメントしてる演奏仲間の人は「ヘンな曲」「ひょっとしてどこかのパート譜が抜け落ちてるんじゃないの?」「明日という日(引用者注・コンサート当日のこと)が来てほしくない」とまで書いていらっしゃいますねえ。しかし出てきた音はそんなに悪いものではなかった。大澤の魅力を十分に伝える演奏ができていたと思うよ。
くまぞうJr.:いきなり話を脱線させてしまったかな。感想の続きをどうぞ。
くまぞう:第1楽章Allegro Moderato。フルートによるヨナ抜き長音階の愛らしい主題が出てきたときは、やった、と思ったよ。この動機をわりあいオーソドックスにソナタ形式で展開、再現していくんだが、バイオリン独奏が効果的に織り交ぜられ、時には無調的になり、大管弦楽曲で聞かれる大澤特有のせかせかした音使いもある。間違いなく大澤の個性に貫かれた曲ですよ。
くまぞうJr.:前回のうちのブログで言ってた「美しいメロディーを得た時の大澤は無敵」というやつですか。
くまぞう:まあ無敵はちょっと大げさかもしれんが。管楽器がホルンとフルートだけなのに、普通のオーケストラ同様の演奏効果を出すのに成功している部分もあった。なかなか楽しめました。第2楽章Adadioは正直言ってあまり印象に残らなかったんだ。それが演奏のせいなのか、曲自体の出来の問題か判断しにくいがね。
くまぞうJr.:70年ぶりの演奏で、過去に録音もなくて比較対象できないですからね。
くまぞう:第3楽章Allegro Moltoは冒頭から出てくるオクターブ間を上下するリズミカルな全音階的オスティナート動機が軸。これがかっこ良かったんだよ。弦楽はピチカートを多用して鋭く突っ込んでくる。ベートーベン後期、シューベルト15番あたりのハードな弦楽四重奏曲の雰囲気も感じた。後半、第1楽章の主題が回想されて盛り上がり、いったん静まってオスティナート動機が戻ってきて締めくくった。聴衆の反応は、ややためらいがちな拍手、というところかな。私は手が痛くなるくらいパチパチしたけどね。この曲を聞けたということで◎、少々のアラは許す。
くまぞうJr.:何をエラそうに言ってるんですか。貴重な再演にいたるまでの関係者の努力に感謝しましょう。
他の曲の感想も頼みますよ。
くまぞう:ラヴェルはスケールの大きな演奏だったな。舘野泉のピアノは、入魂、心のこもった、としかいえないよ私には。そしてオーケストラが舘野さんの大きさによくついていったと思う。演奏が終わった後、舘野さんは感極まって涙ぐんでいたように見えたが、気のせいだっただろうか。アンコールに演奏した独奏曲にはただただ厳粛な気持ちにさせられた。吉松隆の曲かなと最初は思ったけど、違うみたいだな。
くまぞうJr.:誰かご存知の人は教えてください。さあ、最後は「シェエラザード」ですよ。盛り上がったでしょう!
くまぞう:そりゃそうさ。この曲を盛り上げずに演奏するのはかなり難しいだろ。「どんな演奏でも必ずウケるオーケストラ曲ランキング」のTOP3常連曲だからな。
くまぞうJr.:そんなランキングないわっ(-_-#) しかし妙にからみますね。気に入らなかったんですか?
くまぞう:そういう訳じゃないがね。個人的にこの曲はストコフスキー指揮の編曲しまくり超イケイケ演奏がデフォルトなもんで、ちょっと物足りなかったかなと。それと・・・
くまぞうJr.:まさか、また休憩時間にビール飲みすぎて居眠りしたの?
くまぞう:また、とは何だ失礼な。飲んだのはジントニックだよ。
くまぞうJr.:アホはほっといて関連URLを示します。
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