最近見た映画(DVDレンタル)
「
女が階段を上る時」(1960年、東宝)
監督:成瀬巳喜男 、音楽:黛敏郎
出演:高峰秀子、森雅之、加東大介、団令子, 仲代達矢
「
幕末太陽傳」(1957年、日活)
監督:川島雄三、音楽:黛敏郎
出演:フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、小沢昭一
「女が階段を上がる時」:銀座のバーの雇われママに扮した高峰秀子、美しい! 色っぽい。映画の中では30歳という設定でしたが30でこんな大人の女いるか? まあ男もそうですが今の人間は幼稚です(もちろん自分も含む)。ママが惚れた銀行支店長の森雅之。男前、かっこいい、社会的地位ありだが煮え切らない、保身的、ずるい男・・・という役柄が似合う人ですね。
黛敏郎のジャズ調音楽。ビブラフォンとウッドベースのいらだたしげな響きが、華やかだが不安定な夜の女たちの境遇を示すのに効果を上げています。音を重ねたビブラフォンの
うなりが黛の「涅槃交響曲」の梵鐘の響きに通じるものがあるような気がしました。
「幕末太陽傳」:このテンポのよさは尋常ではないです(特に中盤以降)。フランキーの動き、左幸子と南田洋子の乱闘シーンがすごい。映画の内容についてはサダナリデラックスさんの
こちらのページで極めて詳細に紹介してありますので参考にしてください。
この映画も音楽は黛敏郎。やはりジャズっぽい曲、木琴の音が耳に残る部分が多いです。木琴、マリンバ、ビブラフォンなどの鍵盤打楽器を使うのが好きなのでしょうね。純音楽作品でも「BUGAKU」などで木琴系の音が印象的ですし、そういえば「木琴小協奏曲」という曲もありました。
フランキー堺が火薬を調合するシーンで流れるプリペアドピアノ(だと思う)と鼓、木琴などで奏される怪しい音楽が素敵です! 黛、センスいいなあ。